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2012年5月20日

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 “調理力”(調理をする力)とは、どんなものかご存じだろうか。診療所向けの食事指導・支援サービスを展開するリンクアンドコミュニケーションが手作りする料理の数などから調理力を調べた結果、「40歳代以下と50歳代以上で大きな差がある」ことが分かった。

 プロの料理人でない限り、調理力はそれまでの食生活や経験、環境に影響されると考えられるため、若い世代ほど調理力が低いことは想像がつく。予想外だったのは、手作りするメニューに違いが出るボーダーラインが、同じ昭和生まれの40歳代と50歳代の間に引かれたことだ。

 この調査を実施した理由について、同社の渡辺敏成社長は「食事指導を8年以上手がけてきた経験や実績から、家庭での調理の知識、技術、習慣を考えていくことで、メタボ予防や健康管理全般のヒントが見つかるのではないかと思いました」と語る。

 調査対象は、同社が発行するフリーペーパー「生活改善レシピ」の読者モニター1485人。内訳は、健常者1071人、生活習慣病予備軍271人、生活習慣病患者143人、男女別では女性1410人、男性75人となっている。専業主婦が40.9%を占め、平均年齢は43.3歳。偏りがないとは言えないが、家庭で調理をする層からの回答が集まっていると考えていいだろう。

40歳代以下が手作りする料理とは?

 下の表は、調理力調査の結果から、40歳代と50歳代が手作りするメニューの比率と差を示したもの。渡辺氏は「調査からは40歳代以下で調理力の低下が著しいことが読み取れましたが、その境界が40歳代と50歳代の間にあったのは、予想していなかったことです」と言う。

 40歳代と50歳代で差が大きかったメニューのトップは「切り干し大根」、2位は「野菜の炊き合わせ」。子供のあるなしや年齢的な嗜好(しこう)の差が出たとも解釈できるが、健康管理やダイエットのために中高年が避けそうな「天ぷら」「とんかつ」「エビフライ」なども、僅差ながら50歳代のほうが手作りする比率が高い。

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