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Sunday
2012年5月20日

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「ワールドカップ(W杯)見たさに工場従業員がストをした」として、フィアットのセルジオ・マルキオンネCEOが18日、怒りを露わにした。

マルキオンネCEOは、シチリア島テルミニ・イメレーゼ工場の従業員が14日に実施したストライキについて、「本当の目的は、サッカー・ワールドカップのイタリア代表試合を観戦したかったからだ」と発言した。そのうえで 「前例のない、信じられぬ事態」と非難し、「私たちの仕事を真面目にやろう。そうでなければ、フィアットは見放される」と警告した。

テルミニ・イメレーゼ工場は、イタリア政府による南部工業振興政策に基づき、1970年に操業開始した。マフィアと無縁の産業を地元に定着させることを目標としていた。

ただし、立地上部品供給が不便な上に、計画されていた新車積み出し港の建設が遅れたため、慢性的なコスト高が生じていた。今年初め発表されたデータによると、同工場で製造される乗用車は、他工場で生産するより約1000ユーロ(約11万円)コスト高という。

体調不良を理由に休暇をとる従業員の多さにも常に悩まされてきた。2007年6月には、猛暑のため従業員が作業を放棄して家に帰ってしまう事態も発生した。

そうした背景から2009年12月フィアットは、同工場で唯一の生産車である現行ランチア『イプシロン』が終了する2011年末以降は、乗用車生産の拠点としない計画を発表した。
直後からイタリア国内では、労働組合、政府を巻き込んで大きな議論が起き、今年1月には従業員10数名が工場棟の屋根を占拠する事件も起きた。

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